「個人事業の開業」申請は、わざわざ税務署に行かなくても、e-Taxソフトで 無料&簡単 にできます。
【e-Taxで行う個人事業の開業・廃業等届出 簡単3Step】
- 書類を作る。
- 電子署名を付ける。
- 税務署に送信する。
慣れればものの10分程度。
e-Taxソフトを使うためには、電子認証を行う必要があります。
電子認証は複数の機関から発行されていますが、料金・手続きなどで現実的なのは 無料で利用できる マイナンバーカード 一択です。
なお、e-Taxソフトを使った書類作成や送信はとっても簡単ですが、インストールとセットアップは、やや面倒かも( ゚Д゚)!?
「e-Taxソフト」の事前準備とダウンロードの詳細をまとめました!これから「e-Taxソフト」の導入をされる方は、まずはこちらをご覧ください。
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本記事では、e-Taxを使った個人事業の開業届出書の作成と提出の方法を紹介していきます。
「そろそろ開業準備!?」とお考えだった方、よろしければ参考にして下さい。
本記事では、e-Taxソフトをインストール後の利用を、想定&解説しています。
e-Taxソフトの事前準備・セットアップはこちらをご覧ください。
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個人事業の開業届出書 e-Taxソフト 起動~フォーマット選択
e-Taxソフト 起動
まずは、e-Taxソフトの起動から。
ショートカットのダブルクリックや、プログラムを選択して起動させてください。
e-Taxソフト起動時には、連続してお決まりの3チェックが実行されますので、問題なければ全て「OK」をクリックして進めます。
e-Taxソフト 個人事業の開業届書 選択
最初に、作りたい開業届出書のフォーマットを新規作成します。
【個人事業の開業・廃業等届出書 帳票の選択方法】
❶ツールバーから、「新規作成」を選択
作成>申請・申請など > 新規作成 と開いていけます。
➋申請書の種類・項目を選択
以下を選択し、「次へ」をクリックします。
- 種類:申請・届出
- 項目:所得税
❸帳票を選択
個人事業の開業・廃業等届出 フォルダ内の「個人事業の開業・廃業等届出書」にチェックし、「次へ」をクリックします。
❹帳票に任意の名称を付ける
自由なテキストで名前を付けることができます。修正もできますので、分かりやすい名前を付けましょう。
最期は「OK」をクリックして終了。
一先ずここまで。
e-Taxソフト 個人事業の開業届書 基本情報登録
続いて、ユーザーの基本情報を登録していきます。
恐らく「基本情報登録」が自動で立ち上がっているかと思いますが、もしウインドウが閉じている場合は、登録したい帳票を一覧から左クリック(青く表示されます)してから、「基本情報変更」をクリックすると「基本情報変更」ウインドウが起動します。
では、基本情報登録の入力内容・項目を埋めていきましょう。
【基本情報登録】
登録する内容は、個人情報・提出先税務署情報・個人情報・還付金振り込み講座の 4グループに分かれています。
上から順に入力していってください。
【項目説明・補足】
❶利用者識別番号:e-Taxソフトの利用者識別番号です。「マイナンバーカードの読み込取り」を行うと、自動で登録されます。
➋個人番号:マイナンバーカードに記載されている番号です。
❸提出先税務書:管轄の税務署を登録します。
- 選択は、「提出先設定」から行うと、ミスなく入力できます。
- 管轄税務署検索はこちら(国税庁サイト)からお調べください。
❹提出年月日:書類を提出する年月日を入力します。
➎個人情報:ご自身の個人情報を入力します。
【屋号について】
仕事をする上でのペンネームやお店の名前で、無記入でも問題ありませんし、後日変更も可能です。
【職業について】
職業が多用化した現代では、名称に厳密性はありません。適当と思われるものを入力しておけば良いです。
また、2つの職業をお持ちの場合は、1つだけでOKです。
➏還付先金融機関:還付金などの振り込み先口座を登録します。
全ての入力が終了したら、「OK」をクリックして閉じます。
修正したいときは、帳票一覧を選択してから「基本情報変更」をクリックします。
先ほどの基本情報登録ウインドウが立ち上がるので、修正して下さい。
個人事業の開業届出書 e-Taxソフト 入力項目
e-Taxソフト 個人事業の開業届書 作成
ここからが、提出する書類の作成になります。
帳票一覧を選択の上、「帳票編集」をクリックし、編集ウインドウを開いてください。
e-Taxソフト 個人事業の開業届書 入力項目
帳票に入力できる項目は、グレー地になっています。
グレー地の項目を目印に、上から順に埋めていきましょう。
【個人事業の開業・廃業等届出書 フォーマットと注意点】
「基本情報登録」で登録済みの内容と「マイナンバーカード」で読み取れた情報は、転記された状態で表示されます。
ちょっと迷いそうな項目のみ、補足します。
❶開業・廃業等日:開業日の入力箇所です。
ちなみに、開業届は、開業してから1ヵ月以内に提出する決まりになっていますので、提出予定日の1ヵ月以内の日付を入力することになります。
➋開業・廃業に伴う届出書の提出の有無:どちらでも良いですが、「青色申告承認申請書」と同時に提出する場合は「 〇 有 」にチェックをしましょう。大した手間ではないので、一緒に出す方が面倒もなくおすすめです。
❸事業の概要:どのような業態で、売り上げを上げる事業なのかを、できるだけ具体的&簡潔に書きましょう。
❹給与等の支払いの状況:従業員を雇っていれば記入が必要ですが、迷うのは「従業員がいない」方ですよね。いない方は空欄でも良いですが、専従者・使用人・計の欄に、「0」を入れておくと間違いないです。
全ての入力が完了したら、「作成完了」をクリックして、入力を終了します。
入力が完了すると、帳票一覧のステータスが、「入力完了」へ変わります。
これで帳票作成は完了です。
【帳票の文字が見えにくい時】
フォーマットは、拡大表示することができます。
ツールバーから、表示 > ズーム を選択肢、倍率を変更してください。
個人事業の開業届出書 e-Taxソフト 電子署名方法
税務署への提出書類は、作成者を明らかにする必要があるので、電子署名が必須です。
【電子署名のやり方】
❶ メニューボタン「署名可能一覧へ」の電子署名アイコンをクリック
電子署名アイコンをクリックすると、署名可能一覧に表示される内容が最新に更新されます。
➋ 署名可能一覧に表示された「作成完了」帳票から、署名したいリストをクリックし、リストを青く反転させた状態で「署名」をクリックする
署名可能一覧のリストをクリックしないと、「署名」ボタンはアクティブになりません。
❸マイナンバーカードを使って、帳票へ署名付けを行う
マイナンバーカードを利用する場合は、「〇 ICカードを利用」にチェックを入れます。
作成済み帳票への電子署名付けは以上です。
個人事業の開業届出書 e-Taxソフト 送信方法
手続きとしては最期の行程です。
自信をもって、税務署へ帳票を送信しましょう。
【署名済み帳票を送信する方法】
❶送信可能一覧へ切り替える
帳票を送信するためには、メニューボタン「送信可能一覧」へ切り替えます。
「送信」アイコンをクリックすると一覧に表示される情報が更新されます。
なお、署名が完了し、送信できる状態のリストしか、送信可能一覧には表示されません。
➋ 送信可能一覧に表示されたリストから、送信したいリストをクリックし、青く反転させた状態で「送信」をクリックする
送信可能一覧のリストをクリックしないと、「送信」ボタンはアクティブになりません。
❸再度受付システムにログインを行う
自動で受付システムにログインを行い、認証し次第、メール送信が実行されます。
マイナンバーカードをカードリーダライタに入れたまま、お待ちください。
送信が完了すると、以下の様な「即時通知結果表示」ウインドウが立ち上がります。
必要に応じて「保存」や「印刷」を行ってください。
閉じるには、「OK」をクリックします。
以上で、個人事業の開業・廃業等届出書の作成と、税務署への提出は終了です。
審査の結果確認などは、e-Taxのメッセージボックスから行います。
個人事業の開業届出書 送信後のステータス確認
手続き完了後の最終結果などは、メッセージボックスで行います。
【メッセージボックス 確認方法】
メニューボタンから、「メッセージボックス」アイコンをクリックすると、メッセージボックスが確認できます。
まとめ
個人事業の開業・廃業等届出書は、記入内容も簡単で、税務署の方に手取り足取り伺うほどの内容ではないですね。
しかも、e-Taxソフトを使うと、入力するべき項目のみをグレー表示したり、署名などの処理不足のままでは先に進めないようになっているため、ミスも起きにくいです。
必要なハード類と言えば、マイナンバーカード+マイナンバーカードに対応したカード―リーダーライタ くらいですね。
e-Taxのダウンロード・事前準備などの詳細をお知りになりたい方は、こちらをご覧ください。
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以上、e-Taxソフトとマイナンバーカードを使った、個人事業の開業・廃業等届出書の提出方法の紹介でした。
なお…、
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開業申請は、起業後1ヵ月以内に行うものですし、どんな方法でも良いので、さくっと手間かけずに終わらせてしまいましょう。
ちなみに、開業するなら、確定申告の方法は、青色がおすすめですね。
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併せて、お役立ていただけたら幸いです(*’ω’*)☆