クールに映える最新式ヘルメットをお探しなら、SHOEI EX-ZERO はいかがでしょうか。?
EX-ZEROは、1980年にリリースされたEXシリーズのインスパイアモデルです。
目を惹く「尖ったチンガード」はオフロードヘルメットの特徴ですが、実は、オンロード(一般道)利用を意識したストリートヘルメットです。
安全性の高いチン(顎)ガード付きを検討してる人に、わたしがおすすめしたいヘルメットの一つが、この EX-ZERO です。
ちなみに、EX-ZEROは、わたしが1年以上利用しているお気に入りのヘルメットでもあります。
本記事では、実際の 使用感・装着感、仕様なども、盛り込みながら紹介していきますので、興味をお持ちだった方は、ぜひ参考にしてください。
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SHOEI EX-ZERO ヘルメットの被り心地 評価
項目 | 5段階評価 | 補足 |
視認性 | 前:◎・横:◎・下:〇 | |
フィット性 | ややきつめ | |
重量 | 1.174kg | |
あご紐 | Dカン+スナップボタン |
視認性
SHOEI EX-ZERO の視認性は、とても良いです。
明らかに開口部が広く、前方・横方向の視界は文句なしに良いですね。
【広めの開口部で前方・横方向の視界良好!】
顔のほとんどが見えるほど大きく開いた開口部で、視界が広い!
ちなみに、チン(顎)ガードのあるヘルメットは、どうしても下方向の視界が悪くなります( ゚Д゚)。
わたしのように身体が小さい人間には、チンガードは恐怖でしかありませんが、SHOEI EX-ZERO は驚くほどの良視界なんです。
【下方向の視界がよいフルフェイスヘルメットの特徴】
下方向の視界がよいフルフェイスヘルメットには、2つの条件があります。
- 開口部が縦に広い事
- チンガードの前面せり出しが少ない事
EX-ZEROは、❶開口部が縦に広く、下方向の視界をしっかり確保しています。
ちなみに、上記条件を2つとも満たしたヘルメットは、SIMPSON M30 で、視界の良さは EX-ZERO を上回ります。
\➋ M30 の方が、EX-ZEROよりせり出しが短い!/
SIMPSON M30 について、詳しくお知りになりたい方は、こちらの記事をご覧ください。
https://garage-gna.com/simpson-m30-253.html
顎までガードされているものが良かったけど、「足元が見えないのが不安で…」と、ジェットヘルを使っている人は意外と多いです。
そんな、足元視界に不安な方にも、安心して使っていただけるヘルメットが、EX-ZERO ですね。
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フィット性
EX-ZERO のフィット感は、ややきつめです。
スリムな帽体ということもありますが、耳と頬に圧迫感を感じますね。
【パッドの感触】
項目 | 評価 |
パッドの硬さ | 普通程度の硬さ。 |
頬の圧迫感 | やや圧迫感あり。 |
耳の圧迫感 | 耳折れあり。 |
ちなみに、SHOEI Personal Fitting Systemでコントロール済みの装着感です。
頬まわりの圧迫感は気になるレベルではありませんが、耳まわりには余裕がなく、ヘルメットを被るときには、折れた耳の修正は必須です。
【EX-ZERO 耳まわりの圧迫感とスピーカーの収納スペース】
- 耳まわりには圧迫感を感じるものの、スピーカーを入れるスペースはありますので、ご安心あれ。
- なお、耳まわりの圧迫感はスピーカーの有無とは関係なく起こるため、単純に耳まわりの緩衝材が固めなのだと評価しています。
\わたしの使っているインカム MIDLAND/
【EX-ZERO インナーパッド】
インナーパッドは肉厚で、しっかりヘルメットを固定してくれます。
首を激しく振ったところで、微塵もズレません。
重量
重量は 1.175kg です。
ヘルメットとしては、明らかに軽いです。
わたしは、宅配便の方から箱を手渡しで受け取った時、軽すぎて箱を上にはじき飛ばしそうになりました!
\箱入りの状態ですら激軽!/
\激軽!なフルフェイスヘルメット/
あご紐
公道バイカーのあご紐は、ワンタッチタイプで充分と思っています。
安物についているワンタッチバックルは、嘘みたいに折れてしまうので危ないのですが、高級ヘルメットにあるようなDカンだと、安全性は高いものの使いづらく、わたしは評価しません。
【EX-ZERO のバックル部分】
残念ながら(?)、EX-ZERO はDカンにスナップボタンが付いた安全&高級タイプです。
ちなみに、Dカンが使いづらい人は、ワンタッチバックルを取り付ければ事足ります。
【おすすめワンタッチバックル】
有名どころをいくつか使ってみましたが、KIJIMAのワンタッチクリップが一番使いやすいです。
\クリップミスも起きにくく、しっかり留まる/
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SHOEI EX-ZERO ヘルメット内 空調 評価
項目 | 5段階評価 | 補足 |
通気性 | エアインダクトはありませんが、口元メッシュダクトからの通風が優秀。 | |
静粛性 | 正面からの流入風はそこそこあるため、静粛性は高くない。 |
通気性
SHOEI EX-ZERO に装備されたメッシュダクトは、ヘルメット内を強力に通気させます。
\アルミメッシュフィルターの通気性は強力!/
この手のダクトは、走行すると口元で気流が渦巻くのがわかるほど通気してくれます。
頭頂部へのエアインダクトがないので、夏場の頭頂部蒸れを心配されるかもしれませんが、わたしは蒸れた経験がありません。
むしろ、夏場は涼しく冬は寒いのが、このメッシュダクトの特徴です。
\真冬は、顔用の防寒マスクが必要になりますよ/
静粛性
風切り音の発生元は、主にシールドのスキマです。
SHOEI EX-ZERO に装備されているインナーシールドは、正面からの風を全て防ぐほどの気密性はありません。
【インナーシールドをおろしたところ】
シールドを全て下げても、ヘルメット全面に大きなスキマが残ったままです。
このスキマから風が入り込むため、風切り音などはそれなりにあります。
風切り音・静粛性について、わたしの体感ではジェットヘルメットと同等と感じますね。
- ~60km:全く気になりません。
- 80km~:普通に煩いと感じるでしょう。
ちなみに、このスピード帯でも、インカムの会話に支障を感じるほどは煩く感じません。
メッシュダクトがノイズの発生源になりそうですが、未だ、ダクトからのノイズを感じたことはありません。
\静粛性はジェット相当!SHOEI EX-ZERO/
SHOEI EX-ZERO メンテナンス性 評価
項目 | 5段階評価 | 補足 |
インナーパッド | オール脱着可能 | |
リプレイス | 全内装・シールド |
リプレイス品 ラインナップ
EX-ZERO のリプレイス品はシールドとインナーパッドです。
インナーパッドは、各サイズ(S・M・L・XL・XXL)に3(4)サイズのラインナップが充実していて、かなり細かい微調整もできます。
項目 | ラインナップ |
シールド |
|
インナーパッド |
|
【SHOEI EX-ZERO インナーパッド】
インナーは、全て外せるし、交換も可能。
SHOEI EX-ZERO ビジュアル 評価
項目 | 5段階評価 | 補足 |
帽体の大きさ・デザイン | 全体的に小ぶりでシャープです。 | |
内装材質 | レザー調のプラスチックや、おしゃれなメッシュ地のカバーを使っていて、明らかな高級感があります。 |
帽体の大きさ・デザイン
帽体はかなりスリムです。
また、EX-ZEROは、非常に高度な立体構造になっており、とってもセクシーです。
\EX-ZEROの流線形は、かなりエグい角度に絞り込まれている!/
EX-ZEROの流線形がどれほどエグいかというと‥‥。
\カッティングシートが、激しくぼこぼこになります。/
緩やかな平面はどこにもなく、全ての面がなまめかしく湾曲しています。
ここまでセクシーなダックテールは、そうお目にかかれません。
SHOEIの高い技術力が生む、圧倒的な造形美が文句なしにかっこいいです。
\圧倒的&個性的なビジュアル!SHOEI EX-ZERO!/
内装材
ヘルメットの見た目を決定付けるのは、実は、内装やシール、シールドのジョイントパーツです。
項目 | 内容 |
内装材 |
|
ガジェットパーツ |
|
シール |
|
\ワンランク上のクオリティ!SHOEI EX-ZERO/
SHOEI EX-ZERO ユニークポイント・ガジェット
SHOEI EX-ZERO 特有の ユニークポイント は3つあります。
❶メッシュグリル
アルミメッシュグリルは、見た目のインパクトだけではなく、通気性が抜群です。
➋インナーシールド
普通のオフロードヘルと違い、インナーシールドを内蔵しているため、ゴーグルの持ち歩き不要なのが良いところです。
ちなみに、シールドの最下位置を3段階調整できるので、鼻の高さや骨格に合わせることができます。
敢えて、市販のゴーグルを使うこともできるます。
❸E.Q.R.S
E.Q.R.Sとは、万一のアクシデント時に備えた、緊急用ヘルメット取り外しシステムです。
このマークの真下に赤いリボンがあり、引っ張るとチークパッドがごっそり外れる仕組みです。
ユニークポイントではありませんが、EX-ZEROの前頭部にあるスナップボタンについて補足しておきます。
EX-ZEROには、ジェットヘルにみられるようなスナップボタンがあります。
ただ、チンガードがあるので、ジェットヘルのようなシールドは着けれません。
何に使うかというと、バイザー(泥除け)です。
ちなみに、ヘルメットのバイザ―は、サン(太陽光)をシャットしてくれるものではなく、土砂よけです。
オールドルックスですが、機構は最新版。
\最新機能てんこ盛り!SHOEI EX-ZERO/
SHOEI EX-ZERO ラインナップ&規格
ラインナップ
カラー展開はソリッドカラーモデル7色、グラフィックモデル1色で、展開しています。
ヘルメットのサイズ展開は次のとおり。 メンズからレディースまで、幅広く対応可能ですね。 サイズに不安な方・初めてSHOEIを検討する方は、SHOEI提携ショップでフィッティングしてもらうのがおすすめです。 【SHOEI Personal Fitting System】 「SHOEI TECHNICAL SHOP」では、新規ヘルメット購入者を対象に、個人に合わせた内装の最適化を行ってくれます。 心配な方は「SHOEI TECHNICAL SHOP」で相談の上、購入するのがおすすめです。
安全規格
EX-ZEROは、全排気量対応のSG規格です。
\掛け値なしにかっこいい!EX-ZERO!/
まとめ
1980年代のクラシックヘルメットをモチーフとしたEX-ZEROは、形状とシステムに最新技術を詰め込んだ、ハイクオリティなストリートヘルメットです。
グラマラスなボディーは妖艶で、幅広いバイクとユーザーに似合ってしまう、魔性のヘルメットです。
わたしの愛車はアメリカンですが、オフロードやKAWASAKIなどの国産、ユーロや旧車など、幅広いバイクに似合います!
1年使っても、満足度の方が断然高いヘルメットですが、強いてネガティブポイントを挙げるなら次の通り。
- 風切り音はそこそこ入る!
- 冬は顔が寒い!
- 横(耳)の圧迫感がある!
あと、チンガードのあるヘルメットは、ラフな使い方も似合うんですよね。
\チンガードヘルは、ハンドルにひっかけてもサマになる/
SHOEI EX-ZERO のレビューは以上です。
個性的で洗練されたグラマラスなヘルメットを探している方には、とってもおすすめな逸品ですよ。
よろしければ、参考にしてください。
\おすすめフルフェイス!SHOEI EX-ZERO!/