狭いバイクガレージには、床に設置するタイプのツールは避け、壁設置型のツールでレイアウトするのがセオリーです。
今回は、買っては捨て、作っては壊してきたわたしのガレージに、未だ残る厳選の設置型ツールを紹介していきます。
ガレージへの導入、または廃棄を検討されている方、よろしければ参考にしてくださいませ。
ツールキャビネット(小型)
ツールキャビネットをバイクガレージに導入するメリットは、作業台(テーブル)として使えることです。
作業台があると、取り外したパーツのオーバーホールや、パーツや工具の 一次的な 置き場所として重宝します。
作業台を使わない人は、むしろツールキャビネットは導入しない方がよいです。
【作業台を使わない人への代替案】
● 荷物をたくさん収納したい人
- 奥行き小さめの棚を壁一面にDIYしたり、ツールを直に壁にぶら下げるのがおすすめ!
- なお、自作のオリジナル棚は、キャビネットに比べて遥かに省スペース&大量収納できますよ。
●ツールを一元収納したい人
- 狭小ガレージでは、キャビネットを動かせないので、都度ツールの取り出し&格納するのは面倒です。
- キャビネットから出し入れするより、ツールボックス単位で収納&管理する方が、効率的&実用的なんです。
わたしの場合、よく使うツールはキャビネットに入れず、壁に設置しています。
ツールキャビネットは、 ツールボックスと作業台とワゴンを一体化させた、移動するぷち整備施設として作られています。
【移動メリットのなくなったツールキャビネット】
ツールキャビネットは、固定キャビネットとしての性能は決して高くありません。
- 収納量:少ない。
- 利用スペース:引き出しなど、必要な空間は大きめ。
収納量が少なく、使うための空間が大きいのが、ツールキャビネットの特性なので、狭いガレージには使い勝手の悪いツールといえます( ゚Д゚)。
インテリアと割り切るのもアリですが、バイクガレージとの相性は良くないツールであることを理解して、導入を検討してください。
ちなみに、わたしは作業台が欲しいので、ノーブランドの小さいツールキャビネットを使っています。
KTC ローラーキャビネット SKX3805
メイドインジャパン&信頼のハンドツールと言えばKTCですね。
作業台+細かいツール収納がしたいなら、このタイプ。
すごく丈夫ですよ。
TONE ツールキャビネット TC1701R
リーズナブルでメカニカルなTONEも、我が家のツール比率が増しているブランドです。
デザインやシステムが常に進化してて、触ってても楽しい。
わたしにはちょうどいい!
ジャッキ
バイクのメンテナンスに、ジャッキの存在は欠かせません。
【ジャッキ活用シーン】
- ホイールのクリーニング・調整
- オイル交換
- その他、整備全般
なお、ジャッキアップには、作業効率をアップしたり、メンテンナンスの幅を広げる効果もあるため、積極的に使うのがおすすめです。
【バイクガレージ向き ジャッキ選びのポイント】
400kg以上は持ちあげられるジャッキ性能と、コンパクト収納ができるタイプおすすめ。
- コンパクトな薄型
- 軽量
- 充分(400kg以上)なジャッキ能力
- 設置面のゴムカバー
- 9.5mmレンチ(ソケット不要)でジャッキアップ
マルチに対応するのはローダウンタイプですが、モトクロスのように、車高が高いバイクは、予め高さのあるジャッキを利用しましょう。
ヒロチ―オリジナル ロータイプジャッキ BA77-BL
わたしの使っているのジャッキは、ヒロチ―商事オリジナルのロータイプジャッキです。
ちょっとお値段は高めですが、ガレージユーザーには有難いコンパクト仕様です。
- 他社製品の半分程度の重量
- ソケット不要(9.5mmレンチでOK)でジャッキアップ可能
【重量は気にならない方におすすめのジャッキ】
重量が気にならない方なら、こちらも評価の高いジャッキですね。
- ヒロチ―製よりも一回り大きく、耐荷重も500kg!
- ただし、重量は米袋よりも重い13kgオーバー。
BAL ジャッキスタンド(馬) キーパーマン
高さが必要な整備や長期保持には、ジャッキスタンド(通称「馬」)を併用するのが、安くて確実です。
難点は、折りたためずに邪魔な事ですね( ゚Д゚)。
\そのままの形状で保管するしかない/
わたしの愛用馬は、BAL(大橋産業)のキーパーマンです。
ジャッキスタンドだけに比べ、安定性が格段にアップします。
わたしは、フレーム前面に2個のスタンドを使い、フレーム後方はジャッキで支える3点保持で使うことが多いです。
ツールホルダー
ツールホルダーは、ガレージならではの収納アイテムです。
重要なのは設置する場所で、動線の中心に置くのがポイントです。
アストロプロダクツ スプレー缶ホルダー
リーズナブル工具の卸売りで有名な、アストロプロダクツ オリジナルのホルダーが、わたしの愛用品。
裏面がマグネットになっているので、キャビネットや金属壁にも設置できます。
また、ドライバー用の穴もあるので、これ一つでスプレー缶&ドライバーをホールドできます。
KTC マグネットペーパーホルダー YKHD-RPM
KTCのマグネットペーパーホルダーは、金属壁さえあれば、ショップタオルをどこにでも設置できるアイデアグッズです。
ペンスタンド
ペン型のツールは、置き場所決めないと紛失しやすいです。
わたしは、ボールペン・マジックなどと一緒に、細目のグリス等もペンスタンドに入れて保管しちゃいます。
【敢えてかっこいいステンレス製ペンスタンド】
テーブルや棚を設置しているガレージなら、ステンレスのおしゃれたなペンスタンドがおすすめです。
丈夫で油汚れも簡単に除去でき、何よりかっこいいっ。
わたしみたいに、壁に備え付けたい方には、上記とは真逆の安価なアクリルスタンドがおすすめです。
ガレージチェア
ガレージチェアは、色んなことに使えて重宝します。
【ガレージチェア 活用シーン】
- 中腰作業時にとても楽。
- 座ったまま、移動できる。
- パーツを載せて移動できる。
- 靴やパンツを履く時のスツールとして。
ちなみに、我が家のガレージチェアは、ほぼシューズラックとして利用されています。
【ガレージで着替える人にはマストアイテム】
わたしがガレージチェアをマストアイテムにしているのは、ガレージ内で靴・オーバーパンツの着脱を行うからです。
特にブーツの着脱には、スツール無しは辛い( ゚Д゚)。
なお、スツールをガレージに置くのは邪魔ですが、多用途で活躍するガレージチェアなら、ガレージ内のほとんどの作業で役立つので、邪魔になる事は少ないです。
ガレージチェアは、タイヤ&トレー付き を選ぶのがおすすめです。
アストロプロダクツ シートクリーパー
アストロプロダクツ製のガレージチェアは、シューズラックにジャストです。
ブーツに履き替えるときにチェアーを使え、便利この上ない!
バーコ ガレージチェア BLE300
北欧スウェーデン発祥のブランドBAHCO。
世界で初めてモンキーレンツを開発した老舗ブランドですね。
満足のチェア性能+ツールボックス なら、バーコのガスチェアタイプがおすすめ。
高さ調整も可能で、その場で回転もする高機能チェアです!
作業効率メインなら、ぜひ選びたい。
ダストボックス
ガレージ作業で、ごみが発生するのは割と稀ですよね。
だからこそ、ごみが出た時って困りませんか(*’ω’*)?
そう考えると、ガレージに置きたいゴミ箱には、かなり我が侭な性能を要求したくなります。
【ガレージ設置に最適なゴミ箱】
- 普段はかさばらずに収納出来る。
- いざ使うときにはゴミ袋の様に飛んだりしない。
- ゴミ箱として自立できる。
- 自宅持ち帰りにも違和感のないデザイン。
- 汚れに強い。
そんなのある?と思っていましたが、なんと、あのルートートから見つけました。
ルートート ルーガービッジ キャンバス
バイクともガレージとも全く関係なしのトートバックブランド「ルートート」から、アウトドアでもゴミの持ち帰りが出来るおしゃれなバックが販売されていました。
丈夫なキャンバス地&広口のバックが、自立式のゴミ箱になる画期的アイテムで、使わない時はぺたんとたたんで仕舞えます。
ルートート ルーガービッジ アンディウォーホル Banana
同じくルートートのルーガービッジシリーズから別デザイン。
ポップ&シンプルなので、インテリアにもなりますね。
ルーガービッ ジ に出会う前は、ランドリーバックに注目していましたが、底が深くて大容量過ぎるんですよね。
まとめ
バイクガレージは狭いので、出来るだけ床への設置型のツールは置かないようにしたいですね。
特に、ツールキャビネットは、扉や引き出しの開閉スペースも必要で、自由に使える空間が想像以上に狭くなるため、導入は慎重にしましょう。
狭いガレージでキャビネットを使うなら、引き出しや扉が少ない方が、使い勝手は良いですよ。
なお、収納が欲しい人は、壁に奥行き浅めの収納スペースをDIYした方が、遥かに大容量の収納確保&利便性向上になります。
ぜひ、自作の道も検討してみて下さい。
以上、ひとつでも参考になるものを見つけてもらえたら幸いです(*’ω’*)☆