ハーレーといったら「三拍子」(*’ω’*)!
ハーレーをよく知らないおじ様だって、目をキラキラさせながらこのワードを口にします。
興味のないひとには「今にも壊れそう!」だし、「すぐ止まりそう!」で、まったく落ちつくことのない、不安満載のエンジンフィール。
それが三拍子です(*’ω’*)!
「ダカタッ!ダカタッ!ダカタッ!ダカタッ!・・・」と刻む、あの独特のリズムは、Vツインエンジン特有の点火タイミングのズレと、低いアイドリングによって起こります。
インジェクションエンジンが台頭してきたころは、「もうハーレーが三拍子を刻むことはできない」と散々いわれていたものです。
今や、超簡単にそれっぽいサウンドが実現できる時代になりました。
予算はおおよそ5万円程度(*’ω’*)。
スマホを使って自分でも操作ができ、ガジェットとしても超楽しいおすすめのアイテムが、サブコンながらも大人気の燃調アイテム【フューエルパック(FE3)】です(*’ω’*)!
現時点で、ぼくのハーレーに載せているのはサンダーマックス(フルコン)ですが、次に載せるとしたらフューエルパック(FP3)が最有力候補ですね。
その時に備え、三拍子サウンドの設定方法やパラメータをまとめてみました。
コスパ・手軽さ・楽しさ三つ巴の「サブコン×三拍子設定」について、情報を探していたひとと、共有できたらうれしいです(*’ω’*)!
三拍子設定に挑戦する時の注意点(もしくは前提)
インジェクション(EFI)はコンピューターで制御・管理されています。
インジェクションシステムを管理しているメインコンピュータ(ECM)は、ガソリンの噴霧量や点火タイミング、吸排気の調整など、フューエル関連の全システムを、コントロールしています。
三拍子サウンドを実現するには、このECMのプログラムを制御する必要があります。
ちなみに、コンピューターによる制御は、機械式とは違い、粛々とコマンドを実行し続けます。
妙な設定をした場合、すぐに結果が出なくても、バイクは確実に調子悪くなる可能性があります(*’ω’*)。
また、コンピュータ(ECM)への干渉は、ガソリンや点火に関わるプログラムへの干渉行為になりますから、大きな事故になる可能性だってあります。
実施や実行をする時には、これらの危険性を加味した上で、自己判断にて行ってくださいませ(*’ω’*)。
メーカーが最適とした商品からチューンするのですから、うまくいく保証なんてありません。
今回、ぼくがFP3設定で参考にさせてもらった方も、ぼく自身のフルコンに書き込んだ設定も、手探りのなかで「こうやった結果、それっぽくなった」という、人身御供的な臨床実験の成果です。
安心・安全・車体に無理なく保証の範囲内で!という方は、すべてをショップにお任せするのがおすすめですよ(*’ω’*)!
- カスタム・チューンはあくまで自己判断・責任で(*’ω’*)!
- 当記事は、視聴者の結果を保証するものではありません。
三拍子サウンドに関係のあるECMの設定項目
三拍子設定に関連するコンピューター(ECM)の設定項目は2か所です。
全部を信じ、記事に書いてあるパラメータだけをコピペしてテストするのもよいのですが、何を実現したくて、どこを弄ろうとしているのかはわかっていたほうが安心ですよね。
インジェクションの三拍子を実現するお手軽サブコン「フューエルパック(FP3)」の5つのメリット
今回紹介したいのは、サブコンと呼ばれるアフターパーツです。
本来の用途は、マフラーやエアクリーナーを変えた時に、適切な燃調を行うための制御用コンピュータです。
ただし、フューエルパック(FP3)は、コンピュータに干渉できる項目が多く、アイドリングやピストンの点火タイミングにも干渉できる、優れた性能を持っています。
フルコンに比べると、アイドリングもタイミングもざっくりとした設定になりますが、フューエルパック(FP3)単体で、三拍子と呼んでも差し支えのない素敵サウンドを刻むことができます。
そんなフューエルパック(FP3)のメリット5つをサクッとご紹介しましょう(*’ω’*)!
◎リーズナブルな価格設定
フューエルパック(FP3)は、純正のコンピューターを活かすための、サブコンピューターです。
フルコンのように、コンピューター(ECM)本体を交換すると、より自由度の高い設定を行うことができますが、機能が絞られている分、何はともあれ価格がリーズナブルです(*’ω’*)!
フルコンだと、アイテムだけでも10万円程度がかかりますが、サブコンのフューエルパック(FP3)は、フルコンの半分の5万円以下(49,800円)で買えます。
- フューエルパックはリーズナブル(5万円以下)(*’ω’*)!
◎取り付けは、とっても簡単なワンタッチカプラ
基本、カプラを差し込むだけの簡単接続です。
▼動画引用:パインバレー
取り付けが簡単ということは、自分でも取り付けられる可能性が高いということです。
セッティングもできるのであれば、特定のショップにもっていって取り付けてもらう必要もなく、時間も工賃も削減できます。
ぶっちゃけ、ショップによる価格差はほぼないですが、国内正規代理店であることや、購入前も後もしっかりフォローしてくれるパインバレーがおすすめのショップですね(*’ω’*)!
- ショップによる価格差はないが、ビフォアーもアフターも、フォローとアドバイスの情報量が多いショップが、PF3日本代理店のパインバレーさんです。
◎エンジンパフォーマンスを100%引き出す燃調ができる
フューエルパック(FP3)は、本来が燃調パーツです。
マフラーやエアクリーナーを変えたとたんに、がくんと落ちるトルク感や、バックファイヤーから解放するための、素敵プログラムへ書き換えてくれます。
燃調プログラムは、不満箇所の解消にとどまらず、抜けのよいハイパフォーマンスマフラーなどの性能を100%引き出してくれます。
結果、とんでもなく活きのいい鼓動感が生まれるかもしれませんよ(*’ω’*)。
三拍子メインのパーツ購入だったけど、エンジンが思った以上に調子良すぎて、むしろ大満足!
こういった声は、マフラーだけ交換していた人には非常に多いですね。
抜けのよいマフラーだと、段違いで実感できることも珍しくありません(*’ω’*)!
◎なんちゃって三拍子でも結構な満足感
フューエルパック(FP3)で下げれるアイドリングは800rpm程度です。
一般的には、はっきりと三拍子に聞こえるのは、650rpm以下と言われますから、800rpmのアイドリングでは、ややあわただしいリズムになります。
個人的には800rpmの三拍子も、小気味よくて好きですけどね(*’ω’*)!
また、800rpmくらいから、バイク自体の電圧が下がるため、エンジンを冷却させるオイルポンプを停止しかねないというリスクがあります。
▼がっつり落としたいならフルコンですね(*’ω’*)!
◎スポーツスター用
◎ダイナ用
◎ソフテイル用
◎ツーリング用
◎V-ROD用
マニアな人は、500rpm以下の、エンジン停止すれすれを好む人もいます。
ぼくもフルコンで550rpm程度にしていますが、田舎のライダーなので、スロットル全閉の時間が少ない(信号で止まらない!)環境なんですよね。
ですから、アイドリング状態になることも少なく、特に問題ないかなぁと思っております(*’ω’*)!
◎スマホのモニターがかっこよく、チューニングも楽しい
フューエルパック(FP3)は、ブルートゥースでスマホとリアルタイムで連結します。
アイドリングや電圧、点火タイミングなどが、リアルタイムでモニターできるんですよね。
▼動画引用:パインバレー
ちなみに、適合などは次の通りです。
たいていのインジェクションは対応していますね。
不明な点あれば、FP3の正規代理店 【パインバレー】さんへどうぞ(*’ω’*)!
▼適合情報▼
【4Pin】
■適合・・インジェクション車でCANBUS非搭載車
2010年以前のソフテイル
2011年以前のダイナ
2013年以前のXLスポーツスター
2013年以前のツーリング
【6Pin】
■適合・・HD-LAN搭載車
2011年以降のソフテイル
2012年以降のダイナ
2014年以降のXLスポーツスター
2014年以降のツーリング
2014年以降のCVO全モデル
ストリート750
フューエルパック(FP3)で三拍子サウンドを設定する方法
ハーレーで三拍子サウンドを実現するのに必要なのは、アイドリングと点火タイミングでした(*’ω’*)!
フューエルパック(FP3)にもそれらを設定する項目がありますので、tipsをまとめておきましょう。
◎まず最初に、ベースマップを作ります(*’ω’*)。
ベースマップ作製そのものには、三拍子設定は全く関係ありません。
車体に取り付けてあるパーツやモデルに照らし合わせ、一番近いものをピックアップし、セッティングを完了させましょう。
◎次からがいよいよ三拍子設定です。
やることをまとめると次の通りです。
▼「マップ書き換え」に次のパラメータをセット
- アイドリング点火コントロールゲイン:「0」
- アイドリング最大点火制御:「0」
- フロントクローズドスロットル点火:1000rpmの「15℃-20℃-55℃」覧すべてに「-4」
- リアー全閉時スロットル点火:1000rpmの「15℃-20℃-55℃」覧すべてに「-4」
▼アイドリング設定
- アイドリング:800rpm
設定項目のなんで?や、意味についての疑問はあるかもしれませんが、コンピューターのアルゴリズムが公開されることはありませんので、完璧な説明も難しいです(*’ω’*)。
それっぽいところをいろいろ弄ってみた結果、一番効果のあったシンプルな設定が上記になった。
とご理解いただければよいかなと思います。
操作の概要としては、アイドリングを下げ、ツインエンジンの点火タイミングをずらすパラメータを調整したことになります(*’ω’*)!
ちなみに、上記パラメータの設定も含め、ぼくが参考にしたのは、以下に紹介する「月1raiderさん」の設定動画です。
ここまできた方は、当サイトと合わせて、ぜひ「月1rider」さんの動画も見てみてください(*’ω’*)!
▼動画引用:月1RiderさんのFP3三拍子設定 | なるほど(*’ω’*)!そして簡単!
19分ありますから・・・まぁ、いよいよ設定する!というひと以外は見なくても大丈夫です。
まとめ
現時点、ぼくのハーレーは、フルコンのサンダーマックスを搭載しています。
ぶっちゃけ性能に不満はないのですが、サンダーマックスが壊れたり、今から燃調必要だとしたら、間違いなくフューエルパック(FP3)に手を出すでしょうね。
フューエルパック(FP3)は、スマホモニターが楽しく、設定も取り付けも超簡単です。
また、完全なセーフティロジックが掛かっているわけではないですが、所詮一般ユーザー向けのサブコンですから、コンピューターへの影響は多少穏やかなアプローチになります。
つまり、びくびくしすぎなくても、簡単には壊れないと思っています。
※保証はしませんが(*’ω’*)!
え、ぼくですか?
昔のバイクは、微細な調整すら、物理パーツの交換が必要でしたが、インジェクションモデルなら、スマホを使ってリアルタイムに、走りながら調整できます。
クールでかっこ良すぎません(*’ω’*)!?
ガジェット好きにはたまらない、インジェクションチューニング!
ぜひあなたも初めてみませんか(*’ω’*)!
スマホのコントロールパネルを眺めるだけでも楽しいですが、リアルタイムの状態や乗り味が変化する様を実感できるのは、感動ですし病みつきになりますよ。
それでは、明日も楽しいハーレーライフをお過ごしください。