バイクは楽しい乗り物ですが、凶器でもあります(*’ω’*)。
バイクは300kg超の鉄の塊もあるのに、時速80km以上のスピードでかっ飛んでいきます。
危険なのは、身体がむき出しのライダー本人も一緒ですね(*’ω’*)。
しかも、万一事故に巻き込まれると、100%の被害者になることは稀だったりするんですが、知ってました?
つまり、他人の一生を補償するためだけじゃなく、自分自身の身体と人生を守るために、任意加入のバイク保険には必ず入るのが、断然おすすめです(*’ω’*)!
最早、任意とは名ばかりの義務と言っても過言ではありません。
- 実質的な被害者なのに賠償請求はなぜされる!?
- 一見理不尽に見えることもある過失の仕組みって?
- バイク(任意)保険の対人・対物補償はなんで「無制限」がマストなの?
- …etc
この記事では、これらのバイク(任意)保険加入への必要性や、保険を選ぶ時に必要な補償金額を決めるのに役立つ情報を、かいつまんでまとめました。
特に、初めてのバイク保険を検討しているひとは、ぜひ参考にしてくださいませ(*’ω’*)!
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バイク保険が全ての人(被害者にすら)に必須な理由
これから公道に出る人すべてが知っておいた方がいいなと思うのが、「過失」という考え方です。
交通事故の現場では、よく被害者とか加害者という言葉を聞きます。
その言葉のイメージから「加害者は被害者へは賠償責任があるけれど、被害者は加害者へは賠償する必要がない」と思っていませんか?
実は、賠償責任は、被害者にも加害者にも等しく課せられます。
「被害者は迷惑かけられたほうなのになぜ?」と思うかもしれませんが、「過失」という考え方に基づいて、相互に賠償するよう法律で定められているからです(*’ω’*)。
100%加害者・被害者がほぼ存在しない?過失という考え方
公道に出ると、ドライバーは年齢や性別に関係なく、等しく責任を持ちます。
責任の持ち方は冷たいほどに平等で、事故に遭った場合は、当事者すべてに責任が按分されます。
その結果、加害者・被害者という立場は生まれても、過失は双方に課せられ、お互いの損害を、自分の過失割合に応じて賠償する形をとります。
※過失0(100%被害者)になるケースも極少ないですがあります(*’ω’*)!
【事故の損害は、当事者同士がそれぞれの過失割合に応じて補填しあう】
- 事故が起きた時には、当事者それぞれに損害が発生する。
- それぞれの損害への賠償は、各自の過失割合に応じてお互いに負担しあう。
事故を起こしたひとから、「50:50(ごぶごぶ)だった」とか、「80:20(はちにー)だった」なんて言葉を聞いたことはありませんか?
その数値は、双方の過失の割合を言っています。
また、この割合のことを過失割合と言います。
【加害者と被害者という呼び方は、過失割合によって決まる】
- 加害者:過失割合が大きい方
- 被害者:過失割合が小さい方
注目ポイントは、被害者にも過失割合が割り当てられている点です。
「被害者=賠償責任はない」なんて法律はありません。
過失の割合が決まると、定められた割合に応じた賠償を各自が速やかに行う義務があります。
- 事故には過失の割合=過失割合が定められる。
- 過失割合が大きい方を加害者と呼び、過失割合が小さい方を被害者と呼ぶ。
- 当事者は、各々の過失割合に応じて賠償を行う。
- 被害者だからといって賠償を免れることはない。
むかし、ジーナの田舎で「事故に遭っても、絶対に自分は加害者にならないから任意保険に入らなくても大丈夫!」と豪語していたひとがいましたが、被害者でも過失が認められたら賠償義務があります。
そして、被害者にも過失が認められるケースがほとんどです。
冷酷なまでに平等な過失割合の仕組み
過失割合というものは、とても平等です。
ただし、あくまでも割合なので、賠償金額で見たときには、被害者と加害者の賠償金が逆転しているケースも生まれます。
どういうことか、具体的な事例を元に説明していきましょう(*’ω’*)!
ケース1)
過失割合A:B = 80:20
- (加)Aの損害額50万:Bから支払われる損害賠償金=10万
- (被)Bの損害額50万:Aから支払われる損害賠償金=40万
Aの損害額 (50万) |
Bの損害額 (50万) |
相手への賠償金合計 | |
(加)Aが支払う賠償金 | 40万 | 40万 | 40万 |
(被)Bが支払う賠償金 | 10万 | 10万 | 10万 |
加害者のAさんよりも、被害者のBさんの方が、相手へ支払う賠償金は少なくなっています。
ケース2)
過失割合A:B = 50:50
- Aの損害額50万:Bから支払われる損害賠償金=25万
- Bの損害額25万:Aから支払われる損害賠償金=12.5万
Aの損害額 (50万) |
Bの損害額 (25万) |
相手への賠償金合計 | |
Aが支払う賠償金 | 25万 | 12.5万 | 12.5万 |
Bが支払う賠償金 | 25万 | 12.5万 | 25万 |
過失割合は対等ですが、被害額が大きかったAさんの負担を、Bさんが多めに負担する図式になっていますね(*’ω’*)。
ケース3
過失割合A:B = 80:20
- (加)Aの損害額200万:Bから支払われる損害賠償金=40万
- (被)Bの損害額25万:Aから支払われる損害賠償金=20万
Aの損害額 (200万) |
Bの損害額 (25万) |
相手への賠償金合計 | |
(加)Aが支払う賠償金 | 160万 | 20万 | 20万 |
(被)Bが支払う賠償金 | 40万 | 5万 | 40万 |
被害者のBさんの方が、加害者のAさんより多くの賠償金を相手に支払っています!
特に(ケース3)は、被害者心理に立つと、違和感を感じますが、Aさんの自己負担分は相当なものです。
実は、事故の賠償というのは、どちらかだけに過度な責任を求めるものではなく、当事者同士で案分する考え方なんです。
また、賠償金は加害者へのペナルティの側面があるのは否めませんが、ペナルティを与えるのが目的ではありません。
- 事故による損害賠償は、当事者の片方に過度な負担をさせるべきではなく、平等に損害賠償を負担することを求めています。
- 損害賠償は加害者へのペナルティではありません。
なにより大事なのは、事故に巻き込まれると、被害者であっても、過失が認められれば、賠償責任が発生するということです(*’ω’*)!
- 被害者であっても、加害者よりも多額の賠償金を支払うケースがある。
保険に加入しているひとだと、自己負担分の保険金も、相手への賠償金も、支払いは保険会社から行われます。
自分の口座から相手へ支払うことはまずないので、被害者の時に賠償金があっても気にすることはないでしょう。
ところが、保険未加入の場合、被害者であっても、賠償金は自分の預金から支払う必要があります(*’ω’*)。
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バイク保険の賠償項目と事例から見る賠償金額の目安
バイク保険(任意保険)は、自賠責保険の賠償範囲を超える賠償請求があったときに、超過分の賠償金支払いを負担してくれる保険です。
ちなみに、自賠責保険は限定的で限度のある賠償保障になっているので、自賠責保険単独で、充分に賠償することはできません。
▽「それって、自賠責保険に入る意味あるの?」と感じました!?めちゃくちゃありますよ(*’ω’*)!詳しく知りたいひとはこちらをご確認ください。
https://bc-harley.net/insurance-obligation-6142.html
【ざっくり 自賠責保険の補償内容】
端的にいうと、自賠責保険が補償してくれるのは、相手方の人身賠償:最大3000万円です。
実際の事故では、人身賠償が3000万円を超えるケースもありますし、人身以外にも賠償請求されるのが常です。
- 自分の身体の医療費
- 相手の車両の修理代
- 公共物など器物の修理代
- 3000万円を超える人身賠償
- …などなど
次の頁では、もう少し具体的に、バイク(任意)保険が対応できる補償内容と、過去の賠償金額の事例をチェックし、妥当な賠償額について考えてみたいと思います(*’ω’*)。
バイク保険の賠償項目一覧
保険会社によって、呼称の差はありますが、一般的な補償項目(呼称)と補償範囲は次のとおりです。
▼任意保険の損害項目と補償範囲
損害項目 | 補償範囲 |
対人賠償 | バイク事故で他人を死傷させ、法律上の損害賠償責任を負担された場合の賠償 |
無保険車傷害 | 対人賠償保険などがついていない無保険自動車との事故により、加害者から十分な補償を受けられないときに、相手方が、法律上負担すべきものと認められる損害賠償責任の額について受け取れる保険金 |
対物賠償 | 他人の財物(他人の自動車、家屋、ガードレールなど)に損害を与え、法律上の損害賠償 |
自損事故傷害 | 自分の運転ミスなどによる単独事故(電柱に衝突、崖から転落など)で、自賠責保険の補償が受けられない場合の賠償 |
搭乗者傷害 | バイクに搭乗中の方がバイク事故で死傷した時に支払われる保険金 |
※損害項目や名称は、各社で少しずつ異なる場合があります。詳しくは加入しようと思っている保険会社に問い合わせてください(*’ω’*)。
交通事故に伴う賠償(損害項目)は、おおむねこの5つの項目に分類できます。
任意保険に申し込むときには、この5項目の補償金額と項目の有無が必要になりますので、きちんと理解しておきましょう。
全て最大補償にできれば安心ですが、補償を厚くすると金額も高くなりますし、利用状況によっては不要なものもあります。
バイク保険に申込するのは次の2点です。
- 賠償補償の有無
- 賠償補償金額の上限
対人賠償金額事例
とはいえ、突然「賠償金」と言われても、何にどれくらいの金額がかかるのかピンときませんよね(*’ω’*)。
そんな時は過去の事例を参考にします。
一番大きな賠償金額は、対人賠償になります。
死亡させてしまったり後遺障害を与えてしまったケースが、対人賠償にあたります。
▼以下が、平成23年時点での最高賠償額TOP3です。
【高額賠償金額 TOP3】
- 約6億円:死亡事故
- 約4億円:後遺症
- 約4億円:後遺症
参考:保険の窓口(https://www.insweb.co.jp/car/kisochishiki/jidosha-jiko/jikobaishou-kougaku-ranking.html)
自賠責保険でフォローしてくれるのは3000万円でしたが、億を超えると、賠償規模が大きすぎて全く足りませんね(*’ω’*)!
また、4億円とか6億円の価値観も大きすぎて掴めなくないですか(*’ω’*)!?
一般的なサラリーマンの生涯収入がおよそ2億円程度と言われています。
…( ゚Д゚)!
つまり、重篤な人身事故を起こした場合、軽く人生2~3回分の人生をタダ働きしても、普通の人は賠償しきれないということです。
- 対人賠償は、軽く億を超える賠償金になるケースがある。
- 億を超える賠償金は、一般的なサラリーマンには支払うのは難しい金額である。
対物賠償金額事例
対人賠償と同じくピンとこないのが、対物賠償の金額です。
街で何気なく見かけるアイテムたちは、実はかなりの高額製品です。
▼あのアイテムの値段を調べました。公共の場にあっても、必ずしも規制品ではありませんので、参考までにどうぞ(*’ω’*)!
【街で見かけるあのアイテムの金額】
- ガードレール:1区画10万円超
- 標識:30万円超
- 信号機:500万円超
- コンビニなどの巨大看板:1000万円超
- コンビニやショップに突っ込む:◎億円超
バイクで信号機を潰すほどの事故は想像したくないですが、前述したとおり、賠償は当事者間で補填しあいます。
例え自分が被害者であっても、これらの損害は過失割合によって双方で賠償するんですよ(*’ω’*)!
バイク×車の事故は容易に起こり得ますので、公道での事故は数万円では済まない損害がでると考えるのが妥当です。
- 過失割合が少しでもあれば、被害者でも器物破損への損害賠償が生じる
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対人補償・対物補償の金額は「無制限」がマスト
任意保険の申込項目で、最初に決めるのが対人補償・対物補償の金額ですね。
賠償金の事例を見てきたみなさんならお察しと思いますが、対人補償・対物補償の金額のマストは以下のとおりです。
- 対人補償・対物補償金額のマストは、 無制限 です。
なぜなら、対人補償金額は億を超え、対物の賠償金額も数万円で済むことは稀で、時としてとんでもなく跳ね上がるからです。
▼例えばこんな事例はいかがでしょうか(*’ω’*)?
- 車の事故に巻き込まれ、10:1の過失割合で、貴方は被害者になりました。
- その事故では、車がコンビニ突っ込んで1億の損害を出しました。
- 「君にも1割の過失があるので、コンビニへの損害賠償は負担してね」と、1000万円の賠償請求をされました。
…( ゚Д゚)!!
10:1なんて、ほぼ、被害者への責任なんてないケースですよね(*’ω’*)。
※上記事例は極論です。実際にはもう少し減算・加算などの要素も加わります。
公道で運転するということは、納得性とは関係のないところで責任が発生するということです!
厳しいコメントしていますが、バイク(任意)保険に入っていれば、通常は責任を全うできます。
だからこそ、保険への加入は実質的な義務だと思うんですよね。
- 対人・対物補償は「無制限」にするのがマスト。
- 被害者の場合にも高額な賠償請求の可能性があるので、バイク(任意)保険への加入は必至。
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まとめ
乗っているバイクの排気量が50ccであっても、原動機付きの乗り物で公道を走るなら、バイク(任意)保険への加入は必須です。
ジーナの田舎は、驚くほど人間が少ないのは事実なので「加害事故さえ起こさなければ保険加入は不要」という無知な人がいましたが、全力でおすすめできません。
法治国家の日本では、公道での事故は、事故の当事者で賠償するシステムだからです。
しかも、賠償金は一般の個人が支払える金額をはるかに超えます。
ちょっとした一瞬の不注意で、一生を賠償のためだけの人生になんてしたくないです(*’ω’*)!
また、ほぼ過失がないのに、たまたまそこにいただけで、莫大な額の賠償責任を背負わされるのも、御免被りたいです。
ということで、バイク(任意)保険は絶対に加入しましょう。
▼バイク(任意)保険を決める上での補償と特約の種類や選び方について具体的に知りたいかたは、ぜひこちらもご覧ください(*’ω’*)。
https://bc-harley.net/insurance-302.html
バイクは楽しい乗り物ですよ。
ウェルカム トゥ ライダーです(*’ω’*)!
きちんとバイク保険に加入して、胸張ってライドしましょう。
では、楽しいバイクライフをお過ごしください(*’ω’*)☆
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