みなさんはサーカスって行ったことありますか?
ぼくはずっと行きたいなって思っていましたが、先日、生まれて初めて見に来きました。
みさせてもらったのは、シルク・ドゥ・ソレイユがプロデュースしたキュリオスの名古屋公演です(*’ω’*)。
正直、大道芸人さんを大仰にエンタメ化したものかなと思っていましたし、わざわざテントに入らなくても、DVDでいいんじゃないの?とも思っていました。
そして見た感想ですが・・・。
ごめんなさいっ!
サーカスは録画でみるものではなく、ライブでみるものであるということがよくわかりました(*’ω’*)!
そして、リピーターが続出するのもうなづけました。
ぼくはサーカスにこんな偏見を持っていました。
【サーカス未経験者の偏見】
- 隙間風の入る安っぽいテント作り
- 夏は暑くて、冬は寒い
- トイレや椅子は簡易で汚い
- 暗くて狭い空間に押し込まれる
世界的に数々の成功を収めてきたシルク・ドゥ・ソレイユがプロデュースしたキュリオスですから、キャストの技術に間違いはないとは思っていました。
とはいえ、テントの持つチープさやアナログなイメージは、ぼくの心のなかに固定観念として持ち続けていたようです。
サーカステントのイメージと現実
テントというだけで、ぼくのイメージは「隙間風・埃っぽい・暗い」でしたが、仮設とは言え、完全にステージでした。
田舎の映画館よりもはるかに充実しています(*’ω’*)!
びっくりです。
構造・連絡通路・空調
特設ブースの様子です。
まるで、都会の映画館です。
天井を見てみると、太いパイプが張り巡らさされているのがわかります。
サーカステントって、普通にがっちりとした建築物なんですね(*’ω’*)。
外は手がかじかむ真冬の寒さでしたが、ブースも会場内も寒さなどは微塵も感じません。
【テントのレイアウト】
販売ブースや会場は空調が行き届いていますが、会場とブースの間は繋がっていません。
以下のスペースはそれぞれ独立しており、その間の連絡通路は室外になっています。
- サーカス会場(メインテント)
- 物販ブース(サブテント)
- トイレ(特設設備)
公演場所によってレイアウトは変えられるかもしれませんが、テントは同じでしょうから連絡通路は室外になると思います(*’ω’*)。
- テント移動の際には、コートなど羽織るものを持っていきましょう。
- 雨の日のトイレには、並んでいる間には傘も必要そうです(*’ω’*)。
収容人数
テントには、約3,000人が収納できるようです(*’ω’*)!
ちなみに、名古屋会場では、会場の目前に駐車場があって、直接乗り付けることもできました。
ぼくの行った日も満員御礼でしたが、それほど混雑することもありませんでした。
新幹線の切符を予約購入していたので、買った後に「キュリオス渋滞に巻き込まれたらどうしよう!」と内心びくびくしていましたが、杞憂でした(*’ω’*)!
サーカステントの音響と照明設備
無知はぼくだけかもしれませんが。
テントに偏見を持っていたのはぼくだけかもしれませんが。
音響も照明も、ホールや施設のように素晴らしかったです(*’ω’*)!
音響
5.1chのサラウンドのように、音の距離感もしっかりと判別できて、臨場感もありました。
それでいて、キャストの生声もしっかり聞こえます。
口パクだけではありませんでしたから、音響・音楽・声量・ステージの振動とのコラボがとても素敵でした(*’ω’*)!
ジーナは、こういったエンターテインメントなショーの経験が少ないのですが、終始感動しっぱなしでした。
照明
もう想像つくと思いますが、はっきりいって設備は充実していました。
むしろハイスペックな機材があらゆるところにありました(*’ω’*)!
サーカステント内部のフレームは強度のある太い支柱がいくつもあります。
数々の機材を支えるスペックはそもそもあるんですよね。。
そして、サーカスのテントって高さが半端ないんですよね。
かなり高いところから降りそそぐ光も、とても神秘的でした。
当然、光量もカラーも豊富で、魅力的なショーを演出していました。
サーカスが紡ぐ、キャストとゲストとの一体感
正直、テントでのショーってごみごみ&じめじめしたものだと思っていました。
完璧にテントの先入観です。
ゲストと観客との一体感が心地いい
テントでのショーは初めてでしたが、隣のひととの距離感も、キャストとの距離感もとても心地いいです。
これには正直驚きました。
ハイテクな音響と、時々キャストが客席にまでやってきてくれるパフォーマンスの足音や肉声、ゲストの感嘆の声やどよめきなど・・・。
全てが心地よく、共感できて心地いい。
小さい子供もいましたが、彼らの反応は不思議でした。
暗いし、見たこともない世界観だし、大きな音もでてびっくりしてたからだとおもいますが、最初は親に抱っこされていたんですよね。
それが、終盤では、きちんとひとりでお座りして、完全に世界に入っていたように見えたのがとても印象的です。
いま振り返れば、ぎゃん泣きするような子も一人もおらず、ただただ全員がショーに引き込まれていたように思います(*’ω’*)!
キュリオスの内容と感想
初見のひとのネタばれにならない範囲にとどめます。
この後も安心して読み進めていただけます(*’ω’*)。
世界観・ストーリー
主人公は、白衣のおじさんです。
お名前はシーカーと言います(*’ω’*)!
欧米では、11時11分になると「Make a wish!」とツイートしてお願いごとをする人が多いそうです。
1が並ぶ「11:11」という時間は偶然が重なり合うような幸運な時間といわれていて、特別な意味を持っているんだそうな。
この、11:11 から1分間に起こる不思議でエキサイティングな時間を、約2時間30分で体験できるのが、キュリオスのステージなんです。
ショーの合間には、片言の日本語を差し込んでくれますが、世界観の説明もなく、圧倒的なパフォーマンスで、最初から一気にキュリオスワールドへ引きずり込んでくれます。
ですが、以下2点だけでも押さえておくと、最初からしっかりとショーについていけると思います(*’ω’*)!
- 主人公がおじさんであること。
- 11:11からの1分間のシーカーの体験する奇跡的な世界であること。
衣装・小道具・セット
はっきり言って素敵です。
アートです。
カッコいいです。
▼ちょっとだけ、見てみてくださいませ(*’ω’*)!
引用:http://www.kurios.jp/
いかがです?
一言でいうとスチームパンクです。
大好きです(*’ω’*)!
小道具は、なんと600~700点にも上るそうで、作り込みも細かく、衣装や小道具をみているだけでも上質なアートに触れている感覚になります(*’ω’*)!
こちらのキャラクターもかわいいですよね。
チケットを切ってもらった直後の、ブース正面でお出迎えしてくれています。
名前は「plunger(吸引器)」と言うらしいです。
みんな大好きスチームパンク(*’ω’*)!
https://bc-harley.net/steampunk-4944.html
パフォーマンス
ぼくのイメージするサーカスのパフォーマンスから、猛獣使い以外はすべて見れました(*’ω’*)!
パフォーマンスはネタバレになるので詳しくは割愛します(*’ω’*)!
どのアクロバットもドキドキしましたが、人間ブランコやトランポリンはダイナミックで感動の連続でしたし、ジャグリングやヨーヨーは妙技に食い入るように見ていました。
柔軟性には人間の身体の可能性と美しさに息をのみました。
ぼくに限らず、感動のため息や思わずつぶやく感嘆が、終始こぼれ聞こえるのに、ただただ共感していました。
これが映画館だとしたら、誰かの感嘆が漏れ聞こえる声って、「うざいっ!感動がうすれるから声ださないでほしいっ!!」と憤慨しませんか?
他人の漏れ聞こえる声が心地いいのは、自分も全く同じタイミングで、全く同じように共感しているからです。
こんなことってサーカス以外には経験したことがありません(*’ω’*)!
- サーカスは、キャストとゲストが一体になれるとんでもないエンターテインメントです(*’ω’*)!
キュリオスの設備
ステージは申し分ないのは理解したとして、気になるのは設備です。
特にデートや家族連れなんかだと、いろいろと気になるところですよね。
椅子
東京会場ではカップホルダーがあったというブログをみましたが、名古屋会場にはありませんでした。
映画館にあるような、誰かが座ってないと座面がパタンっと閉じる、あのタイプの椅子です。
荷物を置く場所は足元かひざ上にしかありませんでした。
潔癖症のひとは、床に敷くビニール袋などを持っていくとよいかもしれませんね。
- 椅子にはカップホルダーはありません。
飲食
飲食は持ち込み禁止です。
バックチェックはありません。
飲み物は物販ブースでしか購入できませんから、会場に入る前に買っておきましょう。
ちなみに、ポップコーンはスタッフが休憩時に会場内で売り歩いてくれます。
休憩のときに小腹が空いたとしても、席で待ってれば手元まで持ってきてくれますよ(*’ω’*)!
- ポップコーンは、休憩のときに会場販売してくれます(*’ω’*)!
- 飲み物は販売してくれません。
トイレ・グッズの混雑状況
【トイレ】
- 休憩と終演直後が混みます。
- 15分から20分程度待つと、女性トイレでも待つことなくスムーズに循環していました。
トイレは特設ですが、チープ感はありません。
きちんとした水洗設備のある立派なトイレです(*’ω’*)!
【グッズ】
混むのはトイレの後という感じです。
比較的空きやすく、買いやすい狙い目のタイミングは次の通りです。
- 開演直後
- 休憩直後
- 終演直後
写真撮影
キュリオスでは、終演間際にのみ、撮影OKになります。
ただし、スマホでの撮影のみで、フラッシュはNGです。
分かりにくいかもしれませんが、会場に撮影OKのディスプレイが表示されている間が、撮影OKの時間帯です。
左記の表示がまさにそうです(*’ω’*)!
パフォーマンス中は、絶対にNGです。
キュリオスおすすめの席・グッズ
ぼくは、今回SS席のFに座りました。
見どころのパフォーマンスは全方位に見せ場を作ってくれますから、SS席であれば、後悔はしないと思います。
ただ、AやGは、場合によっては見辛いかなと思います。
また、時々ゲストエリアの中央通路でパフォーマンスを行います。
後方席であっても、目の前でパフォーマンスを見れる場合もありますから、後方席のお得感を準備してくれているところが、これまたニクイ演出ですね。
BやFの席でも、ステージの正面からは見えない、裏側の演出が見えるたのしさもありますので、SS席ならどこでも楽しみようがあります(*’ω’*)!
中でもおすすめの席
1度しか行かないのであれば、ぜひ「特典付き」のSS席をおすすめします(*’ω’*)!
最前列では、頭の上や目の前でのパフォーマンスになりますので、臨場感は半端ないです。
また、特典も魅力的ですよ。
非売品のプログラムは、物販ブースで買えますが、特典付きSS席でもらえるようなハードカバーではありません。
ソフトカバーのプログラムでも2,000円、お菓子が1,000円くらい、フリードリンク券が1,000円くらいするでしょうから、グッズだけでも4,000円~5,000円分くらいはありそうです。
そこに、正面&最前列優待がつくのですから、そこそこお得な気がしてならないのは僕だけでしょうか(*’ω’*)?
鉄板のグッズ
絶対買うでしょ?と思うのは、「プログラム」です。
これ、ちょっとしたアート雑誌になっていて、冊子自体もおしゃれです。
何より、いきなりショーを見たひとは、世界観もストーリーもよくわからないままだと思います。
帰宅後にでも、プログラムを読み解くと、いろいろと謎が解けたり、制作秘話を知ることができて楽しいです。
理解した後に、ショーを思い返すと、とっても価値あるショーを見れたんだなと、改めてプレミアムな気持ちにしてくれます。
最初はいらないかな・・・と思ったのですが、買っておいてよかったと思いました(*’ω’*)!
限定グッズ
個人的に惹かれた限定グッズは次の3点です。
- トミカ
- キーホルダー
- キューピー
【トミカ】
思っていたよりは小さくて、子供のおもちゃだなと思いましたが、プリントは精巧です(*’ω’*)!
しかも、「おひとりおひとつ」という札が掲げられるほどの人気アイテムです。
こういったのが将来プレミアになるのだろうか・・・・。
ぼくも買いましたが、車好きの甥っ子のおもちゃです。
自分用に買っとけばよかったかな・・・。
【キューピー&キーホルダー】
参照:http://www.kurios.jp/
スチームパンク好きとして感じるのは、キーホルダーは、グッズとしての相性がとてもよいということです。
どれもクールでおすすめでした。
また、ぼくは普段見向きもしないのですが、キューピードールのクオリティが半端なく良かったです。
珍しく欲しいかもと心が揺らぎました・・・。
写真を撮れなかったのが悔やまれますが、これから行く方は、ぜひチェックしてみてください(*’ω’*)!
おすすめグッズ
その他、今思うと買っておけばよかったかなぁと思うのが、サントラCDとDVDです。
特に、CDはテンションが上がる美しい曲でした。
県外民の名古屋ドームへのルートtipsとリピーター割引
ぼくは、今回が初めての名古屋に行きでした。
名古屋ドームも初体験です(*’ω’*)!
「名古屋ドーム前矢田駅」からの歩きルート
本当に小さきことですが「名古屋ドーム前矢田駅」からドームに向かう時には、
道路沿い(1階)を歩くのがおすすめです。
ぼくは静岡から、キュリオス公演をみるためだけに名古屋に来ました。
「ドーム」の行き先を見て、2階の連絡通路?を歩くと、2階通路からの降り口が分からずに本当に焦ります。
この矢田駅から名古屋ドームに行くには、道路(1階)を歩くのが正解です(*’ω’*)。
リピーター&紹介割引
会場にて、IDとPASSが記載されたパンフレットが配布されています。
リピートする時や、誰かを紹介したい場合は必ず持ち帰りましょう。
また、自分の当日チケットも捨てずに持ち帰りましょうね(*’ω’*)!
【制限】
- 平日限定
- 最大で4,000円割引
- 席は選べません
- パンフレット記載のID&パス&使用済みチケットが必要
申込方法は次の3択です。
- ビッグトップでの申込
- 電話予約
- web
※いずれも、IDやパスワード、コードやパンフなどが必要です。
- 会場で配られるパンフを必ず持ち帰りましょう(*’ω’*)!
まとめ
サーカスは、最新鋭の設備と技術と鍛え上げられた肉体とが絡み合った総合芸術です(*’ω’*)!
1流のディレクターとキャストが協力して、強力なパフォーマンスを作り上げいました。
しかもライブ感が秀逸です。
今の時代、デジタルでのVRやARでいいんじゃないの?と思ってきていましたが、まだまだリアルのライブパワーには追い付けていないんだと感じました。
また、人嫌いなぼくでもゲストと一体感になる喜びを感じられるサーカスは、沢山のひとにぜひ体験してほしいかも。
1度と言わずに2度.3度と足しげく通うひとの気持ちがよくわかりました。
これに味をしめて、今後は演劇や歌舞伎あたりも体験してみたいです(*’ω’*)!
おすすめです(*’ω’*)!